仮想通貨を貸し出すことで高金利が得られるシステム(レンディング)への注目が高まってきています。
以前に記事に書いたBlockFiも同じくレンディングサービスとなっています。
今回は、APYの高いUSDCを貸出し(Supply)して、リアルタイムに金利が貰える所を見ていきたいと思います。
Compoundのサイトにアクセスして、金利を確認してみましょう。
需要と供給で成り立っているので、金利は常に変動しています。
対象通貨も増えてきているので、以前は無かった通貨もたくさんあります。
2020年11月下旬では、USDCの金利が高いので、USDCを貸し出しします。
USDCとは、サークル社によって開発されたステーブルルコインです。
ステーブルコインとは、文字通り安定した通貨という意味で、USDC、DAI、USDTなどは米ドルに連動しています。
仮想通貨は、価格変動が激しので、貸し出す金利報酬にも影響しますが、ステーブルコインなら安定しているので、レンディングに向いているという考えもあります。
GMOインターネット株式会社は、日本円と連動したステーブルコイン「GMO Japanese YEN(ティッカーシンボル:GYEN)」の提供を開始する予定があるみたいです。引用元
まず最初に、貸出したい通貨をクリックして、ENABLEをクリックします。
許可を与える工程だと思ってください。
ガス代(手数料)には、ETHが必要です。
トランザクションが通れば、次はいくら貸し出すのか数量を入力してから決定ボタンを押してください。この時もガス代が必要です。
貸し出した通貨の金利に加えて、COMPが2,33%で配布されますね。
COMPとは、Compoundのガバナンストークンで、結構な価値が付いているので、それがCompoundの人気の理由の1つでもあります。
100$~500$位の価格帯で推移しています。参照元
ガバナンストークンとは、意思決定権を形にしたもので、投票の時にvoteする事ができます。
ブロックチェーンゲームのマイクリでもMCH Coinが発行されました。
貸出が終われば、後はリアルタイムで金利分の報酬が増えていると思います。
1時間くらい経過して0.0035USDCが増えていました。
ただし、最初に書いたように、金利は変動するので、ずっとこの高金利が続くかはわかりません。
途中で金利が良い通貨が出てきたら、そちらに資産を移動させるのもありかもしれません。
今回の使い方で書いたように、手数料が都度発生するので、引き出しにも勿論必要です。
頻繁に資産を動かすと、手数料の方が金利より高くなってしまう事もあるので、注意が必要です。
なので手数料を考えると、少額を貸し出すのはあまりお勧めしません。
ここまでは、レンディングについて書きましたが、貸し出す以外に借りる事も可能になっています。
借りるには手数料が必要になり、150%以上の通貨を担保にする必要もあるので注意が必要です。
借りるという事にあまりピンとこない方も多いと思います。
ここは上級者辺なので、詳しく調べて、リスクもある事を知ってからやる方が良いです。
先ほど書いた、COMPには結構な価値が付いている事を考慮して、COMPを稼ぐ方法です。
例えばですが、清算リスクを考慮して、固く攻めると、
USDCを300万円分貸し出す
↓
DAIを200万円分借りる
↓
DAIをUSDCにuniswap(ユニスワップ)で交換
↓
USDCを200万円分貸し出す
というループを繰り返してCOMPを稼ぐ方法です。
毎回出し入れを行うので、ガス代や手数料での損失が大きいのと、COMPの価値に左右されるので、お勧めはできません。
レンディングサービスも新しいものがたくさん出てきているので、色々調べて納得できるサービスを利用しましょう。
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